dup / texts / 日記帳 / 日記Special / 目指せ地の果て極寒北海道の旅 /■ 第14章「北海道最後の日」」」
◆ 目指せ地の果て極寒北海道の旅 第13章へ戻る
2004年1月2日 8日目(そにょ2)札幌本道こと国道36号線、なかなか快適な渚のドライブウェイです。 苫小牧までの距離を考えると、このまま快適に走ってしまうとものすごく時間が余ります。 これはLet's寄り道ですな。あ、あの断崖絶壁に行ってみた〜い。道がありませんでした。これはまさに陸の孤島、本当に行きたいなら歩いてでも行くしかねぇ。 いや、めんどいのでもういいです。
![]()
ここらで普通の人なら登別で温泉でも入ってくかーってな感じになるんでしょうが、 私の場合そんな熱い風呂に入れる体じゃないので素通りです。猫舌だけじゃなくて肌も熱に弱いです(たぶん)。 いや実際日焼けとか全然ダメだし。
なんか面白いもんでも無いかなー・・・おっ、かに!
うわっ、でけぇ〜。あれはでかい。 一昨年あたりに大阪道頓堀で見たやつよりも、その直後に京都四条で見つけたやつよりも遥かにでかい! さすがかにの国北海道です。・・・でもハサミが弱々しいですなぁ。やっぱああいうのは毛ガニじゃダメです。 たらばだろっ、たらば!
![]()
暇つぶしのネタ見つけました。なんか車で海に行けるようになってる道発見です。これは珍しい。 最近じゃウミガメがどーのこーのとかで千葉県の九十九里浜でもだいぶ規制が厳しくなって、 もう石川県の千里浜(「なぎさドライブウェイ」っていう有名な砂浜道路)ぐらいしか堂々と入れる浜は無いだろうとか思ってたんですが、 まだ隠れた穴場はあるようです。 ウミガメが来る時期でもないし(たぶん)、なんかいっぱい入った跡があったのでイケると判断してIN!
とりあえず波打ち際まで下って写真撮影会(笑)。 そして休憩。
![]()
では戻ろうかなと思ったところでまた自分の迂闊っぷりにうっはーです。これはもしや戻れないんじゃ?(汗) いや、波打ち際に来るのに坂を下りてきちゃったんですな。で、この砂浜、粗いふかふかの砂なので簡単に登れない予感です。 まぁとりあえずチャレンジ・・・登れません! これは参った。 仕方ないのできむぅ〜会議開催。よし、「勢いを付けて登る案」採用で。
でも勢いの付け方が問題です。浜は狭いので斜面に垂直に勢いを付けていってもダメです。 ここは浜に沿って十分に加速してから斜面に斜めに突入する方法が良さげと判断、 一番砂の締まった波打ち際すれすれを加速してGO! 時々進路に寄せてくる波を踏んでしぶきを上げながら浜を疾走! ・・・うーむ、これはまさに「暴れん坊将軍」。 なんか勝手にあのテーマが流れているような気分になってノリにノッたところで山側にハンドルを切って駆け上がる! が、進入角がちょっと深すぎたようで失速・・・。 っつーか若干ドリフトした感じになりながら斜面に入ってくのはものすごく怖いです。 なんか下手したら転びそうなのでどっか別にもっと楽に登れるとこ無いかなーと浜に沿って走ってみました。
うーむ、川があって行き止まり、Uターン。 やっぱりあそこに登って行くしかないのねーんということでまた暴れん坊将軍。 そしてさっきよりちょっと浅めの角度でドリフトしながら斜面にIN、 なんかまた失速しそうな感じがしないでもないが・・・くっはぁ登ったぁっ!! ぷひー、危ない危ない。なんとか脱出成功です。
エンジンやクラッチにだいぶ頑張ってもらっちゃったのでちょっと休憩。 特にクラッチは心配です。ここで壊すと帰れなくなっちゃいます。
![]()
適度に冷めたところで国道に復帰です。 ちょっとは暇つぶしになったかなって感じですが、 それでもまだまだ15時、時間がたっぷり余ってます。 まぁあのまま登ってこれなくて船に遅れるっつーシナリオよりは全然良いですが。
16時、苫小牧市に到着です。やること無いのでとりあえず銀行を探しましょう。 うーむ、なんかこの街は銀行を探しにくいです。普通そういうのって駅前とかに密集してそうなもんなんですが、 なんつーか駅の前からして何も無いです。よくわからんのでコンビニを探しましょう。もちろん銀行ATM付きの。 ・・・無い。見事に無いです。っつーか北海道に来てから1軒も見かけてません。うーん・・・困った。
こうなったら開き直って支笏(しこつ)湖へGOです。 国道276号線を支笏湖に向かって登って行きます。久々にずーっとまっすぐな道です。
そろそろ支笏湖が近いかなーと思ったあたりで勾配が急になり、道路も右へ左へと曲がるようになります。 日が暮れて辺りも暗くなってきました。そして雪まで降ってきました。おぉ、この辺でも降る時は降るんですなぁ。 で、適度に坂を登ったところで左折、更に支笏湖畔へ登って行く道です。 なんかやたら対向車が多いのが気になるところですがそのまま走って支笏湖畔に出ました。
![]()
明るかったらここでおぉ!って感じなんでしょうが、もうすっかり暗くなってしまったので何も見えません。 でもとりあえず写真だけ撮っておきます。
明かりが見えるところは対岸っぽいです。そこがきっと水平線で、下は湖面、上は空です。なんだかよくわかりません。 銀行探しなんてやってないでさっさと来れば良かったです。
![]()
わけのわからん写真を撮るのに散々苦労して(このカメラはマニュアルフォーカスが無いっぽいので暗いとフォーカス合わせる術が無い)、 肩に雪が積もりはじめたあたりで車に戻ったら猫が寄ってきてました。
にょ? なんかトラ縞模様の猫が3匹ぐらいいました。 どうも車が暖かくて寄ってきた野良猫みたいな気がします。 なついてこそいませんでしたが、別に近寄っても逃げるでもなくマイペースな感じの猫たちでした。 っつーか実は生の猫はそれほど好きではない私。車動かすからそこどきなー。
![]()
暇つぶしのネタが無いので街に戻ろうかと思うんですが、なんか来た道そのまま戻っても面白くないですよね〜。 ってことで地図。うーむ、国道と並行して別の道がありますな、これ行ってみよう! 地図を見ながらそれっぽいところへGO。
通行止めでした。っつーか林道でしたか。 こりゃゲートが開いてればそれはそれでかなり楽しめる暇つぶしになったっぽい気がしますが、 どっちにしてもまた迂闊っぷりを発揮しそうなので単独スノーアタックはやめましょう。 ま、そういう意味ではゲート閉まってて良かったです。開いてたら間違いなくGOしてるので(笑)。
![]()
他の道を探すとそらもう思いっきり遠回りになるので、 仕方ないのでそのまま来た道を戻ることにします。うーん、つまらん。
ついさっき降り始めた雪なのにもう良い感じになってきました。 何がどうなると"良い感じ"なんだかよくわかりませんが、 さすが北海道ですなぁと言ってごまかしておくことにします。
![]()
だらだらとまっすぐな道を下ること20分、やっと苫小牧の街に戻ってきました。 いやしかしもう本当にやることがありません。銀行ATM装備のコンビニも見つからないし、完全にネタ切れです。 仕方ないので適当なコンビニでお弁当を買って国道36号線を東へ。 国道がカーブするところを無視してそのまま直進、 なんかそれっぽいところを右折して港湾道路を突き当たりまで進むと、苫小牧フェリーターミナルです。
さて、八戸行きの車はどこに待機したらいいのかな〜とへろへろ走っていたら大型トラックに潰されそうになりました。 こんのやろ、もっと旅人に優しく走らねーかコンチクショ―。 で、係員が"こっちこっちぃ〜!"のジェスチャーをしているのでそっちに行ってみたら、仙台行き。 ぐっはー違う! 私は八戸行き。八戸行きはどこさーと聞いたら「あの車の後ろに停めてください。」と言われたので、 その車の後ろに停車完了。
何故かJeep。乗組員はどっか行っちゃったっぽいですが、ナンバー的には関東辺りから旅に来た人っぽいです。 なんか私より快適な旅をしてそうな装備品が詰まってますな。うーむ、邪道(笑)。 いやしかしこの車が2台並ぶと端から見たら他人とは思えない感じです。ちょっと微妙に気まずいんですな。 とりあえず私はコンビニ弁当の夕食です。なんてやってた隙に黒Jeepは消えてました。 むはっ、いつの間に!? ・・・謎です。
![]()
時刻は18時、あと6時間激しく暇です。 車に乗ったまま待ってても面白くないのでターミナルビルの中でも歩いてみましょう。
おぉ、乗船口。なんか空港みたいですなぁ。 っつーかここはもしかしてものすごく立派な港なんじゃ? いつもなんか辺鄙なところの渡し船(笑)しか使わないのでこういうとこはなんか面白いです。
![]()
が、立派な港とは言っても大して広くないです。うろうろ歩いて暇潰せるのも10分が限度です。 うーむ、乗船手続き。・・・まだ始まってないし。こりゃもうiBookで遊ぶしかないですな。 っつー訳でiBook。ずっと写真加工などして待ってました。
あ、船来た。
どうやらあれに乗るっぽいですぜ。来るときに大間―函館間で乗ったやつよりはだいぶ大きいです。 あんま揺れないかな・・・。そういや来る時のはすんごい揺れたっけなぁ。 これでまた揺れる船だったりしたら今度こそヤバいことになりそうな気がします。 さすがに9時間は耐えきれません。
![]()
乗船手続きの受付が始まったので、申込書を書いて車検証を持って窓口にGO。 予約をしてあって航送料も振り込んであったんですが、 その内容がかなりいい加減で車の全長が思ったよりずっと短かったので4000円ほど払い戻されました。 うっはー現金♪ これでちょっと長生きできそうな気がしてきました。
![]()
ところでこのまま八戸に渡ってその後現金を入手できないと大変です。 マネークリップに挟まっている残高はさっきのキャッシュバックを入れても1万円余り(少)。 一応高速道路を使わずに、来たとき同様に国道4号線をひたすら走る旅で帰れば横浜までもちそうな見込みはありますが、 仕事始めを目前にして時間的な予定が狂うので避けたいです。 何としても明日の朝、八戸に着いたらすぐに現金を手に入れないといけません。 "日本でいちばん開いている銀行"を目指している銀行は年末年始も開いてるはずです。要はその支店か銀行ATMを見つけりゃ解決。 ここはひとつ、でじゆにリサーチに働いてもらいましょう。
で、驚くべき事実発覚です。北海道には銀行ATM付きコンビニという文化がほとんど伝わってないようです。 もはやどうでもいいんですが、北海道で唯一現金を引き出せるのが札幌支店だそうです。ぐっはーやっぱり札幌にあったのか〜って感じ。 で、問題は八戸なんですが、こちらは銀行ATM付きのコンビニが豊富に取り揃っていることが確認できました。 とりあえず八戸のフェリーターミナルから一番近いのがローソン八戸八太郎店。 "日本でいちばん開いている銀行"を目指している銀行の取扱いもばっちり確認済みです。 そこまでわかれば充分、安心して船に乗れます。
で、23時過ぎ。やっと乗船開始です。
さすがに出航6時間前に来てりゃ先頭な訳で、 ペースカー(写真左端)に先導されて船の場所まで走って、乗船券を出してIN。 先頭で入ったら先頭で出れるポジションになるものと思っていたら、 この船は車両甲板が2階層になっていて上層の一番奥に押し込まれました。ぐっはー。 ま、とりあえず先頭で入れたことは入れたのでさっさと荷物まとめて客室へGOです。 ドライバー以外の人は既に乗船しているはずなので早くしないと寝るところが無くなります(2等客室は早い者勝ちの陣取り合戦部屋です)。 一人旅ってこういうときちょっと不利です。
![]()
っつーか既に無いし(汗)。 あのなお前らな、もうちょっと頭と気ぃ使って場所とれと。 もうね、例えるなら断片化が進んだハードディスク状態。あちこちに0.3人分って感じのスペースがてんこ盛りです。 うーん(悩)・・・とりあえず枕を確保。で、うろうろ徘徊。・・・お、なんか0.9人分の隙間発見。そこに入れてくれ〜。入れてもらいました。 場所確保完了。ラウンジにでも行って一杯やりますかということで、大して飲みたくもないのにノリだけでビールを買って一服です。 これで北海道も最後ですな。・・・という辺りで出航。うっはーまじで最後ですなー! たぶんまた来るけど。
本当はひと口でもう結構って感じだったんですが、 無理して全部飲んでうっぷ〜となりながら客室に戻ってごろごろ開始。で、消灯。 恥ずかしい寝言と面白い寝顔には気をつけよう。
◆ 目指せ地の果て極寒北海道の旅 第15章を読む
back ▲
(C) digi*unique production 2004