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第1章「抜け荷は夜開け前に」




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2003年12月26日  1日目(そにょ1)

午前1時半、なんだかんだで準備に手間取って日付が変わって、まぁちょうど良い具合に酒が抜けて良い調子です。 飲酒検問に引っかかる危険ナッシンです。 が、私の場合もうひとつ気をつけておかないといけない取り締まりがあります。 それはこの車が2003年10月からの排ガス規制条例に適合していない車だということ。 一応まだ指導期間な気がしますが神奈川県とか東京都とか埼玉県とか千葉県とかを走ると怒られることになってます。 いや運行停止命令かも。神奈川県はまだ取り締まっていないはずですが・・・。 今回の旅は規制対象地域の東京都と埼玉県と千葉県のはずれっこを陸路で通過することになっているので草木も眠る丑三つ刻に人知れず通過してしまうが吉です。 まぁNシステム(通行車両のナンバーを監視するシステム)で普通にバレるはずなんですが。




まずは国道246号線で東京都心を目指します。 今回も往路においては高速道路を使わない旅をしたいので、東名高速道路も首都高速もパスです。 地道に地道でGOです。実は夜出発の理由はここにもあります。昼間の東京都心はそりゃもうやってられません。走りたくないとこナンバー1!  普段は秋葉原に行くときなんかも高速道路で行くのでちょっと久しぶりで新鮮です。

特に帰省の交通とは当たっていないようで交通量も少なく、順調に三宅坂を通過、 皇居の脇をぐるっと右に回って日比谷公園側に向かいます。 そしてそのまま有楽町をかすめて日本橋へ。 わざわざ日本橋を通過したい理由は、日本橋には道路元標があるからです。 これから東北地方へ向けて私が走る国道4号線を含め、国道1号線、国道17号線などがここを起点にしています。 せっかく地道の旅をしているので、今回はそういう道路マニアな要素も取り入れてみたくなりました。




日比谷から日本橋に向かう途中、ふと気づくと見慣れた林檎マークが見えました。 こないだオープンした「Apple Store, Ginza」です。せっかくなので記念撮影。 店内に人が居ないAppleStoreは初めて見ました。 ちゃんと深夜も明かりは付けっぱなしみたいです。防犯のためですかね。あぁ、G5・・・。

そこからまっすぐ、ほんの数分で日本橋です。 日本橋自体は日本橋川(運河)に掛かる立派な石造りの橋なのですが、 更にその上を首都高速都心環状線が横切っているので日本橋が窮屈そうな感じになってしまっています。 そしてその高架橋の桁に「日本橋」と書かれているのがまた紛らわしいんですね。




写真、汚くて申し訳ないんですが、高架橋の下の舗装が白っぽく見えるところ(実際は石畳舗装)が日本橋です。 分かりにくいですよねぇ。補足すると、高架橋が日本橋川に沿って川の真上を走っているので、 その真下が川になってると思えば、それに架かる橋(日本橋)はあそこら辺だなぁというのが分かるかと(汗)。

で、その日本橋のど真ん中、本当に道路の真ん中に「日本国道路元標」が埋め込まれています。 橋の両脇にある信号が両方とも赤になったときにダッシュで道路の真ん中まで走って写真を撮ってきました。




そしたら逆さまでした。まぁいいか。とりあえず私の目当てはここが国道4号線、奥州街道(日光街道)の起点だということです。 では"日本一長い国道"国道4号線で行くみちのくの旅、スタートゥ!

いつもは人波群れ群れの秋葉原も深夜はゴーストタウンと化します。 いつもは人波群れ群れの上野も深夜は同性愛者の出会いの場になります(らしい)。  そんなところを通りつつ、千住新橋を渡りました。学生時代はこの辺によく来たっけ。 ひとの下宿に住み着いてたというか・・・。いや住み着いてはいないけど。




千じゆと云ふ所にて船をあがれば、前途三千里のおもひ胸にふさがりて、幻のちまたに離別の泪をそゝく。
行春や鳥啼魚の目は泪
是を矢立の初として、行道なをすゝまず。人々は途中に立ならびて、後かげのみゆる迄はと見送なるべし。

かの松尾芭蕉が旅立ちのときに上陸して最初の句を詠んだところです。 いやこの場面ねぇ、映像化するとかなりダンディでかっこいいんですよ(笑)。  まぁいいです。とりあえず私は夜明け前までに東京都と埼玉県を抜けきらないといけない訳じゃないけど抜けたいので千住宿はパスしてそのまま進みます。 因みにタダで済む旅とは思ってないけど涙は流してません。覚悟が甘い証拠ですね。

埼玉県に入っても暫く市街地が続きます。国道4号線は越谷市で春日部越谷バイパスと分岐します。 市街地を走ってても面白くないので基本的に私はバイパスを通ります。もちろんここもバイパスで。




すると一気に殺風景になります。暫くずっとこんな感じに何も無いところを走ります。 予想に反して暫くどころかひたすら延々と走ります。 知らないうちに道路の名前が春日部古河バイパスになってました。まだまだ殺風景は続きます。 で、やっと茨城県に突入です。よし、埼玉県脱出ミッション完了。 っつーかよく考えたらこの辺までうちの最寄り駅から電車1本なんですよね。毎朝"南栗橋行き"なんて電車に乗ってるのできっと。 恐るべし相互乗り入れって感じです。

さて、利根川も渡っていよいよ茨城県気分が盛り上がってきました。 そろそろ・・・ひとまずどっかで朝まで仮眠したいもんです。どっかに道の駅は落ちてないかなー。 って、この辺って道の駅少ないんですねぇ。特に国道4号線沿いには全く無いじゃないですか。 なんて、実はiBookに道の駅のリストを持っていたりします。車旅にとって道の駅は安全に仮眠できる嬉しい施設です。 が、とりあえず無いもんは仕方ないので他に仮眠できそうなところを探しながら走りましょう。・・・あ、栃木県突入。

実は探してるもなんも、良い感じのところを既に知ってたのは内緒です。 以前この旅の下見のために日光まで走ったのですが、その途中で見つけたコンビニが良い感じでした。 トラックステーション(トラック運転手が仮眠をとる施設)並みに広くて仮眠OKな感じだったので。 という訳で今回初のお休みスポットはそこで。実際何台かトラックも停(泊)まってましたねぇ。 私もその横に停めて朝までの数時間仮眠をとります。





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