でじゆに音楽の舞台裏をご紹介する連載(?)2回目。
前回の最後で「次回はレコーディング現場のドタバタ劇を〜」なんて引きながら、
ソレどころかレコーディング4日前にして機材の故障が発覚とか・・・うわーorz
現場入り前なのに既にドタバタ。劇どころではない、真剣勝負(`・ω・´)
しかし販売店(小売り)であるサウンドハウスさんの対応がスゴイ!!
15日に使うのでーという話で保証修理に出してみたら即日修理完了☆
結局ネコや飛脚が荷物を運んでいる時間のほうが長くてドキドキしたという結果で、
サウンドハウスがプロの現場からも高い評価を得ている理由が分かった気がします。
という訳で、ちゃんと前日までの準備に間に合って
無事に「ぽりんの歌(仮)」のレコーディングをやってきましたので、
現場の様子をご紹介してみようと思います。
今回はそのタイトルでピンとくる通り、ROの世界にフォーカスした歌となっております。
と言われてもROシラネーヨヽ(`Д´)ノピンとコネーヨ!!という方のために一応書いておくと、
「ぽりん」というのはROの世界に登場するかわいいモンスターの名前です。

まぁ、コレ。
いろんな色の仲間がいます。
では本題。
今回レコーディングで利用するスタジオは上北沢の「GATEWAY」というトコロ。
料金が安くいろいろ使いやすいので最近はココを使うことが多いです。
コントロールルームが付いたレコーディング用のスタジオも設置されてますが
でじゆにが利用するのはお手頃価格のリハーサル用のスタジオのほうで、
参加する関係者が全員同じ部屋に入って内輪だけでだらだら録ります。
参加者は4人。
見る人:「MOMもるひ」のもるひさん
歌う人:「あんずーとろわ」の楽杏子さん+宅杏子さん
録る人:「でじゆに」の木村(私)
この歌の作詞は「まねっこ剣士もるぴー」こと"さえ"さんが担当してますが
さえさんは都合が合わず参加できそうにない感じだったので応援メッセージのみで。
(´・ω・`)ノシ レコーディングがんばー
出発前に荷物の運び出しなどしている間にメッセが届いてました。
返事できてなくてゴメンナサイ;;
さて、スタジオに入ったらまずは可動機材の配置換えです。
バンド練習向けのスタジオなのでドラムセットやアンプがありますが
歌入れだけのレコーディングでは不要かつ邪魔なので、
ドラムセットは隅っこに寄せて、アンプは部屋の真ん中に並べて壁にします。
その壁を挟んで向かい合わせに

↑歌う人が立つヴォーカルブース的エリア

↑録る人と見る人と休憩中の人が座るコントロールルーム的エリア
という配置がでじゆに流。
壁が機材の稼働音とかを適度に遮ってくれて、
お互い顔を見ながらのコミュニケーションもできるのでイイカンジ♪
こんな感じに、
スタジオの貸し出し資材
・マイクスタンド:4本ぐらい マイクに限らずいろいろ用
・汎用マイク:1本 録る人からのトークバック用
・譜面立て:1本 その名の通りの用途
と、
スタジオへ持ち込んだモノ
・Mac:1台 ハードディスクレコーダ役
・オーディオインターフェイス:1台 Macに音を出し入れするモノ
・ヴォーカル用マイク:2本 ヴォーカリスト合わせの交換/予備用
・キューボックスシステム:1式 ヴォーカリストのモニタ用
・ヘッドホンディストリビュータ:1台 ヴォーカリスト以外のモニタ用
・ヘッドホン:ありったけ みんなのモニタ用
・ケーブル類:たくさん 各機材の信号伝送用と電源供給用など
を、
じゃんじゃん設置・接続して確認・調整していきます。
コレをやるのにだいたい45分かかります・・・(´・ω・`)
その間、歌う人は栄養補給(?)と喉のウォームアップ。
床に座り込んでおでん食べてたよ。ウマソス。
夏コミでCDになった肉まんの歌「愛の温度でぽっかぽか」では
「おでんからあげウインナ〜 メじゃないわ〜♪」なんて歌ってたクセにねw
そしてもるひさんはお絵描きしてたよ。ウマス。
今回の歌は「ぽりんの歌(仮)」というコトで、
ROの世界に詳しくない歌う人のインスピレーションを高めるために、
歌詞に登場するぽりんシリーズのイラストを描いてくれてました。
スバラシイ心遣い感謝です!

そして資機材の基本的なセッティングができたら、
準備の仕上げにリハーサルとして1回歌ってもらいながら
機材の最終チェックとマイク入力のレベル合わせをして準備完了♪
それではいよいよ録音作業。
全員ヘッドホンを装着して、オケも含めたレコーディング中の音をモニタします。
でもそうすると指示出しなどの普通の話し声が聴こえにくくなるので、
ポチっ☆と押している間だけ音が通るスイッチに繋いだマイクを私の前に立てて、
これでトークバック(コントロールルームから録音ブースへ音を出す仕組み)っぽく
ヘッドホンの中へ直接私の声を出せるようにして作業します。
今回は全部ユニゾン(2人とも同じメロディ)の曲です。
でもいつもそうですが録音では1人ずつ歌います。
2人の歌声のミックスバランスをミックス工程で自由に調整できるようにするためと、
2人同時に歌った場合に全体のOK確率が下がるのを避けるためという理由。
加えて、まずは1番Aメロだけ〜みたいな感じでフレーズで切りながら
ひとつずつOKテイクを確定して進めていく手法でやってます。
一度に歌う範囲を限定することでその部分に集中しやすくするためと、
やはりOKテイクを出しやすくするためです。
最近ではプロの現場でもこの方法が多いようですね。

そして魂注入の瞬間。
録音トラックに赤いオビが伸びていきます。
歌モノの命がこうしてハードディスクに記録されていくワケです。
全体的な順番としては、
・ヴォーカル1人目→2人目
・コーラス1人目→2人目
・セリフ1人目→2人目
という進め方で、全部でだいたい3時間から4時間ぐらい。
録る人はその間ずっと集中力を維持しないといけないですが、
歌う人は交互に休めるので集中力の維持をしやすくなる。・・・ハズ。
と言っても、ずっと本番ムードで続けると録る人も歌う人も集中力が切れます。
今回、私の集中力の切れ方が半端じゃなかったですよ。
今ドコを録っているのか分からなくなったりしてツッコミどころ過積載DEATH。
えーい、休憩だ休憩!!
実はもるひさんが持っていた手提げの紙袋の中身が気になってたんだよね♪
あの中にはきっと美味しいモノが入ってるに違いない!!
中身ダセロー!!

どーん。
ぎゃあああああああ@@;
現場まったり☆まさかの珍客襲来!!
ぽりん、ぽぽりん、どろっぷす♪の登場です。
「ぽりきんとん」というRO発祥のお菓子らしいですよ。
コレが箱から出てきた途端にきゃーカワイイ☆的な大変な盛り上がり。
まるでコスプレイベントでコスプレイヤーに群がるカメラ小僧の如く
全員でカメラを向けて取り囲んで「次こっちお願いしまーす!!」です。
ココは何の会場なのかと。
で、
撮ったら食べちまう?
やっぱ食べちまうよね。
上下半分に切って上半分の中身をくりぬいたらぽりん帽子。ケケケ♪
半分だけかじったところがグロカワイイ☆的な盛り上がりになって
更に撮影会は続くのでした。
そんなこんなで脱線しつつ、いつもダラダラ楽しみながらやってます。
今回はセリフなど含めパート数が多くて時間ギリギリでしたが、
無事に全ての収録を終えてレコーディングも終了。

前回の準備の記事ではガラ空きだった保管トラックにビッシリと歌声が入りました。
あとはコレをうちに持ち帰ってミックス前のヴォーカル処理をして、
それが済んだらいよいよマスター制作に向けたミックス作業♪
完成&リリースに向けて一気に走り出しますよ。
という訳で、
ここら辺からはレコーディングではなくてミックスのお話に移るところですが、
せっかくなのでこのまま続編という感じに
次回はヴォーカル処理のお話でも書いてみようかなーと考え中です。
【関連記事】
■連載1回目「歌入れ準備の真面目っぷり」
■連載3回目「脳ミソとろとろ☆ヴォーカル編集♪」
■外部リンク(MOMもるひ)「脳内ぽりん収録話。」