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冬の日本海荒波豪雪の旅 第8章「すんなり帰れる訳が無い」

インデックス
第7章「男鹿半島サバイバルツアー」(前の記事)


*   *   *


■2006年1月4日 5日目


さぁやって参りました。横浜へ帰る日です。別に4日に帰るとか決めていた訳ではないのですが、そろそろネタも尽きてきたし、これ以上あちこちうろついているとどっかで刺さりそうな気もしてきたので、そろそろ引き際かなぁと。



まぁそんな訳で出発準備です。窓に着いた雪を落として、タイヤにチェーンを巻いて、・・・それだけ。そして今日の任務は横浜まで秋田産(母親の実家産)の野菜を輸送することです。補給物資を積み込んだら出発です。



この銀世界ともお別れです。

でもこのまままっすぐ帰るのも勿体ない気がするので、最後の寄り道を慣行してみることにします。横手市とその南にある湯沢市との境を流れる皆瀬川に白鳥の飛来地があります。この時期に行くとだいたい白鳥と雁の群れを見ることができるので、ちょっとだけそこの様子を見に行ってみます。



いたー! でも昔と比べるとなんか白鳥の数が減りました。10年ぐらい前はもっと白鳥だらけだった気がするんですが・・・。その代わりになんか雁の数がやたら増えていて、駐車場を埋め尽くさんばかりにに蠢いています。なんか勢力図が変わった感じで、多勢の前に白鳥勢押され気味です。

ここの鳥は訪問客によって餌付けされているためか、そもそもそういうもんなのか、結構近くまで寄っても大丈夫です。



でもさすがに触らせてはくれません。手から餌を取っていくくせに、こっちが触ろうとするともの凄い勢いでホイールスピンしながらじたばた逃げていきます。 タイニートゥーンとかによく出てくる脚がぐるぐるの描画がぴったりなそんな感じですよ。

さて、寄り道は終了です。こんどこそ帰ります。まずは国道13号線に出て、近場の湯沢横手道路(東北中央自動車道)十文字I.C.へ。



って、昨日の晩からの秋田自動車道の通行止が未だに続いています。まぁ幸い私の帰り道とは逆方向なので影響なさそうですが、やっぱり昨日の吹雪はヤバかったんじゃないかと改めて実感です。

そして十文字I.C.に到着。



チェーンを着けたまま突入してきちゃったんですが、よく見たくださいよゲートの手前と向こう側で路面が別世界じゃないですか。これはやられました。どう見てもチェーンを着けて走る路面ではないですorz ・・・まぁまったり走りつつどっか適当なところで外しますよ。

横手JCT.まで走って秋田自動車道に突き当たり、いよいよ秋田自動車道へ突入と思ったら、通行止の影響でランプウェイがまるごと閉鎖されていました。直接の乗り継ぎはできないみたいです。北上方面(通行止になっていないほう)へ行く人も全員とりあえず出口へ誘導されます。



せっかくなのでこの隙にチェーンを外してしまおうかと思ったのですが、よく見たら交通整理の警官があちこちにorz 通行止でないほうもチェーン規制が出ているのでここで外す訳にはいかないという困った状況です。とりあえずそのまま秋田自動車道のゲートをくぐって本線へIN。って、やっぱりこっちも路面は良コンディションです。あぁ・・・チェーン痛みそうだなぁorzと思いつつ、ちょっとゆっくり目で70km/h走行。次のS.A.までがまた微妙な具合に距離があるのでかなりorzです。

と思った矢先、左後輪から異音発生。うは、チェーン切れたキタコレ!! 半分予想はしていた事態ですが、やっぱり高速道路本線上でのハプニングは心臓に悪いです。とりあえず減速。そしてちょうど良い感じに目の前に非常駐車帯があったのでIN。



あぁ・・・見事に切れてるorzもうだめだーw

でもまぁこれはこれでチェーンを外すにはもってこいの機会なので満を持して外します。しかし駐車帯が雪に埋もれていてかなり狭いので、体半分本線にはみ出しながらというかなり危険な作業です。幸い交通量は少ない道なので車の接近に気をつけていれば問題無いですが、良い子は真似しちゃいけません。

さて。足枷も取れてスッキリしたところで再び走り出します。



うーむ、これはかなり乗り心地向上。これで健康的な走りができます。気になるのは雪崩が起きそうな天気であること。この道路は山の中を切り通しているところが多いので、雪が降り続いた次の日の晴天とかちょっと怖いです。



そして東北自動車道に突き当たります。ここから上り線に合流して東京まで一本道。だらだらと暇なドライブが楽しめます。・・・やること無さすぎてぜんぜん楽しめませんorz

途中、宮城県内の長者原S.A.で休憩。



今流行のETC専用サービスエリア内出入口(「スマートIC」というやつ)がありました。・・・誰も使ってません。これ、確かに便利と言えば便利な気はするんですが、私個人的には、隣接するI.C.が特に離れていて、かつそこへのアクセスが道路網的に困難な場所だけに設置すべきかなという見解です。何故かと言うと、そもそも高速道路と一般道路は機能が全く異なっていて、高速道路は長距離の高速移動、一般道路は比較的近距離の移動という風に棲み分けがあるからです。お互いの機能を壊さないためには、この概念を崩すようなものをほいほいと安易に作っちゃいけないのです。

なんかこの「スマートIC」の実験概要を読むと、どうもこういった交通計画的なところを無視したもののような気がするので、警鐘というほどでもないですがちょっとコメントだけしておきます。って、ここに書いて効果があるかは別として。 むしろこの実験段階でそういう問題が表面に出てくるぐらいまでに広く利用されると良い気がします。

まぁとりあえず、長距離な私には関係ありません。そんなことより売店ですよ。



長者原S.A.名物の岩出山産豚肉スペアリブステーキ。露店で売っているスナック的なものとしてはちょっと高いですが、旨さは間違いなしです。その柔らかくでジューシーな食感と旨味を想像しただけで胃散が出てきてまた胃を悪くしそうですorz しかしまぁせっかくなので、たまには肉食もよかろうといただいてみる訳ですが、なんでこれ爪楊枝なんだろう・・・。肉を骨から剥がそうにもなかなかうまく力が入らないというか力余って折りましたよorz ・・・箸が欲しいです。でも頑張って2本目の爪楊枝で再挑戦。するっと奇麗に剥がれたときの感動は格別です。そして今度は箸よりも野菜が欲しいです。にくにくした食事はどうもダメです。

肉パワー充填で再び走り出して、宮城県古川市を過ぎたところで東北自動車道でも有数の地吹雪地帯に突入。



あわわ・・・本当に地吹雪してる!! 別に地吹雪地帯だからといって毎日地吹雪している訳ではないのですが(たぶん)、今日はやたら風が強く真面目に地吹雪してます。うーむ・・・これはもしや、また大地の怒りですか?この辺りは過去に何度も大規模な多重衝突事故が発生している危険ゾーンです。少しスピードを落として通過ですよ。

それにしても何故私が旅に出る先で強風とか寒波とか天候が荒れるのかかなり謎です。実際、この強風はかなりヤバいらしく、東北自動車道に接続する仙台南部道路は強風のため通行止め。そして東北自動車道も速度規制。どうみても大地の怒りです。



大地が怒れば池も凍ります(え?)。 この時期に東北自動車道を走ると必ず気にしている池ですが、今年は凍ってました。良かった良かった・・・(何が)。 ちなみに全然凍ってなかった一昨年の様子はこちらです(北海道紀行の帰りに撮影)。



池が凍れば雪も降ります(え?)。 福島県内はしばらく雪模様でした。まぁ積もるほど強くは降ってはいないので特に問題もなく、普通に走ってました。雪が降ってきて代わりに風は収まったので、車のふらつきも無くなってまったり気の抜けた運転に切り替わります。おやつタイムです。



高速道路の運転ってのは暇なもので・・・しかもそれが一人旅だったりするともうアルティメット暇人と化す訳で。まぁそれが高速道路の旅が嫌いな理由の一つですが、とりあえずやること無いので何か食べるとかたばこ吸うとか始まります。そんな訳で助手席はそういったものが占領。おやつと旅してるようなもんですorz



関東地方に突入したところで日が暮れました。このおやつ旅もいよいよあと200km。この辺は帰省帰りの時期だと必ず混むのですが、今回はうまいことピークを外したようで渋滞全く無しです。これはウマー。そのまま調子良く東北自動車道もクリアして首都高速道路に突入。そこでも特に大した渋滞に巻き込まれることなく、意外とあっさり帰宅してしまいました。別に悪いことじゃないんですけどね。

という訳で、いろいろあちこち刺さったり大地の怒りをかったりしながらも、なんとかギリギリ無事に冬の日本海荒波豪雪の旅は終了です。


*   *   *


まとめ(続きの記事)

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