リニモに乗ろう 序章
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夢の乗り物、リニアモーターカー。こう言ったときそのイメージと言えば、ジェット飛行機のような流線型のボディを備え浮上したまま超高速で走り抜けるという、まさにSF映画そのものを現実にしたようなアレでしょう。本来、リニアモーターというのはあくまで(鉄道においては推進の)駆動方式のひとつであり、浮上するという意味は持っていないのですが、人々のイメージの中では「浮上して走行する」というイメージが定着しているのです(たぶん)。
日本国内でリニアモーターカーと言ったら、これまで最も有名だったのは「JRマグレブ」という、将来の「リニア中央新幹線」を見据えてJR東海と鉄道総合技術研究所が開発を進めてきたアレです。アレは現在も山梨県の山奥で計画は進められていて、そろそろ営業運行レベルの技術と安全性が完成したとかしてないとかの話になってますが、しかし航空機という安価な対抗勢力の前にコスト的メリットが伸びず、環境面での貢献を謳いながらなんとなく足踏みしている現状です(たぶん)。
そんなJRマグレブを横目に、国内で初めて営業運行を開始してしまったのが愛知万博でお馴染みの「リニモ」(愛知高速交通東部丘陵線)です。タイミング的には愛知万博に合わせる形で開業しましたが、会期中の一時的な営業ではなく万博終了後も沿線の人々の足として営業を継続する点が、個人的には「国内で初めての営業運行を開始した」と言えるポイントになります。遂に浮上式鉄道で毎日の通勤通学お買い物♪なんていう時代がやってきたのです。
何故JRマグレブを抜いてその夢の世界をいきなり実現できたかというと、それはJRマグレブとは全く異なる方式のリニアモーターカーだからです。JRが開発を進めているのは超電導電磁石による非常に強力な磁力を利用した方式で、まさに夢のレベルまでの高性能を秘めた技術的ハードルの極めて高いリニアモーターカーです。それに対し、リニモ(実はとっくに「HSST」として実用化済み)は比較的簡単な技術と比較的低いコストで実現できるリニアモーターカーなのです。その代わり性能(浮上高とか速度とか)はお察し下さいという訳ですが・・・。
しかし、しかしですよ。方式が何だろうと浮いてるもんは浮いてるんですよ。ここポイントですよ。ぶっちゃけリニアモーター推進なんてのはとっくに東京のどっかの地下鉄で営業運行されているのですが、それはあくまで推進方式としてリニアモーター(リニモと同じ原理のほう)を使っているだけで車輪はがっちりレールを掴んでいるのです。そんなんじゃ世の中の浮上萌えなお兄さんがたのハートは(略)・・・。 冒頭にも書いたとおり、リニアモーターカーたるもの浮いてナンボなのです。リニモはレールを掴むことをやめたからこそ、浮上萌えのお兄さんのハートをがっちり掴んだのです。
OK、乗りにいくしかねぇ!!
浮上萌えなお兄さんがここに1人。えぇ浮上たんハァハァですとも。びんちょうタンみたいなノリで誰かイラスト化してください。とりあえず私はイラスト化の前に実物を見に!乗りに!!写真に収めに!!!・・・行きますよ。
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・第1章「万博の街へ」(続きの記事)