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橋マニア また四国へ行く 第10章「久しぶりの木曽路」

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第9章「暑い→寒い」(前の記事)


*   *   *


■2004年8月21日 3日目(そにょ1)


おはようございます、3日目の朝を迎えました。何だかんだで大して寒くなくて、おそらくこの旅で初めてそれなりに快適に眠れました。時刻は7時30分。いつもの出勤モードな時間で起床です。というか、なんかうるさい。台車をがらがら言わせて何か運んでるっぽい気配です。これは台車ライダー(実は私、日本台車乗り連盟に加盟しています)の血が騒ぐぜぇ! と思って見てみたら、なんかこの道の駅には銭湯があったっぽくて、そこにリネンかなんかその類のものを運び込んでました。なんか忙しそうなので乗せてくれとは言えません。



っつーか温泉!(?) これはもしかしたら某3層コーティングを剥がせるかもしれない! ・・・しかし朝の7時半から営業している訳も無くorz まぁ今日はうちまで帰れる予定なので、そしたらぬるいお風呂に入れるということでとりあえず出発しましょう。というか今日は結構移動距離が長い予感なので、地道をまったり走るために急いで出発、これ。2分で就寝形態→移動形態のトランスフォームを完了して、早速GO!

まずは国道41号線に戻って、そして国道418号線に乗り換えです。でじゆにリサーチの事前調査によれば、これでおそらく木曽路へONできるっぽいです。美濃加茂市から恵那市(木曽路馬籠宿のちょっと南側)への最短ルート・・・のはず。



今日は山道がメインです。ほとんど一本道なのでとりあえず前の車にくっついていけばOKに違いない! と思ったら見事に迷いました。というか、地図と実際の道路が微妙に違うっぽいです。そして、なんかやたら道が綺麗な気もするのでおそらく道が変わってしまったんだなーと。ちょっと戻って、それっぽい道へIN!



狭~い。しかしこの狭さ、間違いない、これぞアルプスの国道です。やっぱりこうでないと。そもそも、何故か中部地方の国道には酷い道、略して"酷道"が多いです。そして県道には険しい道、略して"険道"というのも・・・(一部マニアには死道超道損道廃道なんてのも喜ばれるみたいですが)。 おそらく地形的な条件が厳しいとかなんかそんなのが理由だと思うんですが、狭い道がいずれ未舗装路面になり最後には薮の中に消える獣道になるようなのもあります(もちろん終点ではなくてその先に道が続いている)。 とにかく中部地方の山間部の道路は整備が遅れています。まぁ林道ツーリスト的にはそういうのが楽しいんですけどね。中部地方は林道の宝庫です。というか私も地道ツーリスト以前に林道廃道ツーリストなので、こういう道が大好きです。



そして橋も大好きです。橋だー。 まぁしかし規模的には大したことのない吊橋なのでそのままスルーです。と思ったのですが、いざ渡ってみたらこの橋、変。こんな吊橋見たことない! こっ、これは・・・橋マニア勢力復活の時が来た!! まずは次の写真をご覧ください。



変です。変ですよねぇ? たぶん、形式としては下路トラス補剛桁(トラス構造の下辺に路面がある桁)の吊橋なんですが、一部のハンガーロープを省略してトラスで代用しているというか、なんかそんな感じなのが究極に変です。トラスの上弦がぐにょーって曲がってるのがとても気持ち悪いです。なんか、変ですよこれ!

更に進むと今度は普通のトラス橋です。



これは特に珍しいところは何も無いのですのままスルーです。が、ちょっと問題が。なんか、おむすび(国道標識)の地名見て現在地を見失いました。地図上にこの地名でこの地形の場所が見当たりません。もしかしたら迷ったかも(汗)。 まぁ案内看板が出てるので、一応それで「恵那」と書かれてるほうに曲がってみます。恵那タンハァハァ。・・・っつーか恵那タンって誰だろう? 聞いたことあるような名前ではありますが。



ぐんぐん山を登る道になりました。そして何故か犬に追いかけられてます(汗)。 車を停めると犬も止まります。・・・うぬぅ。もしかして遊んでほすぃのか? 野犬ではなさそうなのでちょこっと遊んであげたい気もしますが・・・だーめ。まぁ横浜までついてきたら遊んであげよう。という訳でGO! ・・・振り切っちゃいました。



そしてダム湖(たぶん)が微妙に見晴らせる高台の崖っぷち道路になりました。ここからガードレールを突き破ったらおそらく200mぐらいノンストップで転落できます(怖)。 そして相変わらず、自分がどこを走ってるのか把握してません。あれが木曽川であることはほぼ間違いないんですが(そうじゃなきゃ大問題)。

とりあえず道なりに、そのうちどっかに辿り着くでしょうの精神でGO。そしたら見事に、山風景から田園風景に変わってそのまま中央自動車道恵那I.C.に到着。恵那タン着いたー!(だから誰?) 

もちろん、高速道路には乗りません。



そのまま素通りして恵那市街地を抜けて、国道19号線で木曽路を目指します。実は私、ひとの運転で木曽路を通ったことはあるのですが、その記憶が全くありません。今回はその記憶を呼び起こす旅にしてみます。っつーかぶっちゃけ呼び起こすのはどうでも良くて、新しい記憶で上書き保存の旅です。



勢い余って木曽福島町まで来てしまいました。本当は「此れより北 木曽路」の石碑を拝もうと思っていたのですが、木曽路の南端馬籠宿はとっくに通り過ぎてます。 失敗orz まぁいいです。とりあえず私は今木曽路を走っていることは間違いない(たぶん)。

なんか、道端に「テロ警戒中」という看板がかなりたくさん立てられています。んー・・・木曽路ってテロリストに人気の路線ですか? なんかよく解らんのですが、かなり警戒しているらしいです。でも誰がどこで警戒しているのかはさっぱり分かりません。どこにもそれらしい要員は見当たりません。



次第に、木曽川が浸食した谷の道になってきます。谷の中は陰っていながらも山を見上げれば濃い緑色が目に優しい、山深さが作り出す陰と陽のコントラスト、個人的にはこれぞ木曽路! 


木曽路の記憶"は既に存在します。上書きしますか?

はい(Y)    いいえ(N)


無論Yes! とりあえず一件落着です。しかし一難去ってまた一難の如くアトラクションが私を出迎えてくれます。「道の駅 奈良井木曽の大橋」という看板が出てきました。キュピーン! 橋の名前が道の駅になっているということは、それはもう立派なアトラクションに違いナッシン! ・・・本当は、この後に予定されている最終決戦に備えて休ませておくつもりだったんですが、橋マニア勢力緊急召集!!

召集の間に道の駅に到着です。ツーリングのライダーが休憩しているぐらいで特に変わったところはないですが・・・



橋ー!! いや、しかしこれは・・・これはもしや錦帯橋の複製ですか? どう見ても錦帯橋を模して近代に作られたとしか思えないこの綺麗さは・・・錦帯橋に肖像権侵害で訴えられますよこれ。 と、まぁ存在自体には気になるところがあるものの、個人的には、日本三名橋&日本三奇橋のひとつに数えられる錦帯橋と同じ構造(こっちは単径間ですが)の橋を目の前で鑑賞できるというのはかなり大事件です。因みに、総木曽檜造で木橋としては日本最長の支間長だそうです。実はそれなりに凄い橋のようです。

さて、ではじっくり鑑賞・・・いや、観察というほうが正しいかもしれません。私が気になっているのは裏側です。錦帯橋が木を巧みに組み合わせて構造を維持しているというのは有名な話(釘を使っていないという話は嘘)ですが、実際どういうふうに組んでいるのかをずっと知りませんでした。裏がやたらごちゃごちゃしてるけど、あれってどうなってるの?と。



で、見てみたんですが、さっぱり解りません。 結局、無駄にごちゃごちゃしているようにしか見えませんでしたorz ただ、木を順に重ねて桁を構成しているということは確認できました。うむ。とりあえず今日はこれでお腹いっぱい♪

しかしリアルお腹は減ってます。というか、なんか今日はまだ何も食べていない気がしてきました。お昼ご飯何処を探しましょう。そしてここは木曽路。手打ちそば屋さんを探しましょう。道の駅を出発して木曽路を北上して、すぐのところでいかにも当たりそうな雰囲気のそば屋さん発見!



満を持して入店~。おぉ、それっぽい香りが。そば粉も売ってるみたいです。これは当たるに違いナッシン。何を注文しようかかなり迷ったんですが、木曽路と言えば山の中、ここは山菜系で行きましょうということで、山菜+わさび+とろろの3種類が一度に楽しめる割子そばをお願いしました。

写真は自粛で来たー!! 3つのお椀にそれぞれ盛られて出てきました。さて、まずは山菜。・・・ほんのり甘めですげぇ(゚Д゚)ウマー! なんか透明感のあるそば味のそば最強。では次はわざび・・・山菜でまったりしたところにわさびのほんのり辛味(゚Д゚)ウマー!! 最後にとろろ・・・ものすごい粘りの強い本物のとろろ+本物のそばのこし(゚Д゚)ウマー!! これは旨しものを食した! いやいやまだです。柚子か何かの甘味もあるので頂きましょう。もうこの際柑橘類(←本当はすごい苦手)でも何でも大丈夫です。美味に違いない! そば湯で(゚Д゚)ウマー!! 大満足でした。 そして今回は珍しくお店の情報が分かったので、気になる方はこちらをどうぞ。

さて、これで讃岐うどんと信州そばをクリアしました。 「本場旨い麺の旅」という裏テーマが完成しつつあります。 そして木曽路もあと少しです。腹ごなしにひとっ走りいきましょう。

木曽路の北端贄川宿に差し掛かり、いよいよ木曽路ともお別れです。でも国道19号線はこのまま中山道として続きます(というか木曽路は中山道の一部)。 



そして個人的に中間チェックポイントとして設定していた長野県塩尻市に突入です。右の看板と左の看板で標高の表示が異なっているのが気になりますが気にしないことにして、やっと見慣れた地名というか、移動の所要時間が分かるところまで来れました。今お昼ちょっと前なので、おそらくあまり遅くない夜にはうちに辿り着けるはずです。



ひとまず、国道20号線と接続する塩尻市中心部を目指して走ります。


*   *   *


第11章「橋マニア最終決戦」(続きの記事)

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