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あの肉が食べたい旅ゲマ屋付き 第1章「通い慣れた道」

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序章(前の記事)


*   *   *


■2003年9月19日 1日目


「22日月曜日はビバ休みだぜ!」というメールを職場にばら撒いて4連休宣言をしておくことからこの旅は始まります。そしてこれが暗黙のうちに「今日は定時で帰るよ」宣言にもなっているというのはあまり知られていない事実です。という訳で有言実行、定時帰りでGO!・・・と思ったら微妙に仕事が終わらずというかちょっとした小仕事が入ってしまったため、ちょっとだけ遅れて18時30分に退勤。

20時帰宅。さてと、準備でもしますかなー。つーかまだ何ひとつ準備をしていないのです。やった準備といったらさっきの"お休みメール"のみ。で、出発の準備。まずは身辺整理からです。旅先て逝ってしまっても困らないようにBBSのレスは今のうちに付けておきます。必要なメールは目を通して返信しておきます。・・・身辺整理完了。我ながら身軽なもんです。

持って行くもの準備! おにぎり、たくあん、卵焼き~・・・それはでじこのお弁当(謎)。 私が持って行くのは着替え、寝袋、ベンチ、ストーブ、ランタン、飯盒、運転免許証、現金、キャッシュカード、携帯電話、そしてiPod。だいたいいつもこんな感じです。テントとかマットとか余計なもん(?)は持っていきません。が、今回はばべっきゅ♪で人がそこそこ集まるので一応チェアも4個ほど持っていきましょう。あと他のもん(タープとかグリルとか何だかんだ)はめんどいのでやもさんに任せたっ! 

ではシャワー浴びてGO!実は、今回の旅は休みを取った期間が4日だけということであまりのんびりしてられません。しかもできれば最後の1日は余らせておきたいので、いつものように下道ツアーでたらたら走るよ~というのはちょっと厳しいです。面白くなさそうなところは高速道路で一気に通過です。



という訳でいきなり東名高速道路のお世話に。横浜町田I.C.からONして目指すは阪神高速! といきたいところですが、やっぱ下道をたらたら走りたい虫が騒ぎ出したので予定変更・・・つーか既にそうするつもりで出発したのですが、厚木I.C.から小田原厚木道路に乗り換えてひとまず箱根を目指します。箱根からはいつもどおりに国道1号線でたらたら走る気満々です。



小田原厚木道路を終点まで走って箱根の麓です。ここから国道1号線でとりあえず名古屋辺りを目指しましょう。国道1号線箱根新道はちっとも新しくないのに通行料を取られます。まぁ旧道や旧々道よりは走りやすくなっているので許すことにします。しかしなんつーか、さすがは天下の箱根、勾配が半端じゃねーです。重量級のトレーラーなんかは人間の小走りぐらいのスピードでよじ登ります。渋滞になります。おまえら東名使えにゅ(毒)。 たまーに短い登坂車線が現れますがそういうところに限って急勾配なので抜くのもなかなか大変です。吹きっ晒しの車としてはトレーラーがぶりぶり煙を吐いて頑張ってる横を追い越すのも辛いです。顔が黒くなります(まじで)。

急勾配を頑張って、箱根七曲りを登りきると比較的平坦な道になります。ここからはハイスピードセクション、時速80kmの狂気のドライブです。でもコーナーを抜けたところでトレーラーがぶりぶり小走りで頑張ってたりするので危険です。追突してもやつらは重すぎるので気付いてくれませんっつーか全衝突エネルギーが自分に帰ってきます。更にアンダーステア出して対向車線にはみ出たら下りで止まれな~いなトレーラーにぷちっと潰されます。素人にはお奨めできません。つーかこの道は何でこんなにトレーラーが多いのだろう? ・・・あ、もしかすると高速道路通行禁止級のロングトレーラーなのかも。



そして箱根峠。なんか最近道路が改良されて広いパーキングができました。トラックが大量に停まって仮眠ぐSOONです。あと走り屋さんたちが休んでます。そう、ここから先の静岡県三島市側は走り屋さんが夜な夜なデッドヒートを繰り広げるステージなのです。しかも今日は金曜日の深夜。かなりいっぱい溜まってます。

私も休憩。珍しく缶こーしー(あたたか~い)。 つーか寒いのです。よく考えたら着替えに長袖を入れてくるのを忘れました。たとえ真夏であっても旅には忘れてはならないとしている厚手の長袖をすっかり忘れてしまいました。もう秋だというのに、しかもこれから目指すのは極寒の放射冷却盆地砂漠だというのにこれはマズいです。また思い出したら&めんどっちくなかったらどっかで買いましょう。

さて出発。最近は走り屋さんになかよしさんは居ないので、邪魔なのや迷惑なのが居たら容赦なく喧嘩売ってやりましょうな勢いでいざ三島へ向かってダウンヒル。やっぱりというか案の定というか(同義語?)、登りの対向車線では登坂車線を含む2車線をフルに使ってデットヒートです。コアァァァアア~~ンキョキョキョキョキョキョとか言って調子に乗ってます。ここはドリフトではなくグリップ最速を目指す本物のサーキットと化しているのです。鬼っ速ぇです。うーん・・・砂撒いとけ、砂!(危険) つーか1回でいいからBB弾10000発ぐらい撒いて観察してぇなぁ、まじで(猛毒)。



対して下りは比較的平和です。たまにドリフトしちゃった対向車がこっちを向いて通り過ぎていくぐらいです。時速100kmオーバーの高速ドリフト、たぶんかなり楽しいことになってるでしょう。ぱやん。

三島まで下ると普通の市街地です。余計な車が多いのでうっはーなことになります。で、この辺は車間距離を詰める文化(平日の首都高速ほどではないですが)のようなのでそれに従っておくことにします。でも大型車の後ろはいやんなので適当に逃げ隠れしときます。車が多くて大型車混入率(交通計画用語かな?)もなかなか高いので空気悪いです。だんだん喉が痛くなってきました。・・・なんかいつもよりペース落ちてる気がします。

富士市に差し掛かる辺りからは市街地とさよならして高速道路のような感じになってきます。喉のにくるような空気ではなくなってきますが、替わりにこの辺一帯は製紙業が盛んな工業地帯です。今度は目に染みる空気になってきます。いかにも薬品ちっくないやーんな匂いが立ち込めています。これは公害とかにならないのかな? まぁとにかく良い空気ではないのでさっさと通り過ぎてしまいましょう。


*   *   *


■2003年9月20日 2日目(そにょ1)


日付は替わって9月20日。まだまだ走ります。静岡市辺りまで来るとそれなりに良い空気になってきます。でも相変わらず大型車が多いので喉は痛いです。ちょっとこういうときは窓を閉められる車がいいなーと思ったりします。うーん、そのうちガスマスクでも積みますか。 国道1号線静清バイパス(静と清の順番合ってたかな?)で車線が減ります。ゆっくり走る車も混ざっているのでスピードも落ちます。ここはいつになったらちゃんと拡張されるのでしょう? もう既に10年はこのままになっている気がします。因みに現在開通しているのは将来的には上り車線になる2車線だけです。それを対面通行にして上下1各車線で使っています。下り方向に走ると横断勾配(土木用語かな?)が逆(右下がり)なのでハンドルがいつもと逆にもってかれて気持ち悪いです。

この先国道1号線は一旦山間部のくねくね道路になります。どうやら改良工事中のようなのでそのうちすっきりした道になるんでしょう。それを抜けると藤枝バイパスになります。また快調な道路です。ここからはこんな感じでバイパスが数珠繋ぎです。・・・が、大型車が多い上に登り勾配の長いトンネルがたくさん続きます。息を止めないと生きて出られません。最初のうちは余裕で息を止めていますが、トンネルが何個も続くにつれてだんだん辛くなってきます。1km超のトンネルなんかだと生死の狭間を彷徨いながらトンネルから出ることになります。その後軽い過呼吸になるので危険です。やっぱガスマスクは必要だな、うん。



続いて掛川バイパス、磐田バイパス・・・。静岡県内のバイパスは夜間無料になるので料金所は解放されています。「夜間無料です。ゆっくりご通行ください。」なんて看板が出てたりしますが、誰一人としてゆっくりなんか走ってません。基本は時速80km走行です。料金所を時速80kmで通過するのは何となく悪ぴょー!な感じで面白いです。ETC(今や交通計画用語ではない?)より爽快です。

つーか何で夜間無料なんだろう? いや本来、夜間がこうも大型車天国な状況だと通行料を徴収するべきなのです。何故なら、普通車に比べて大型車は道路(舗装とか路盤)に掛かる負担が数百倍になります。つまり大型車が多いと道路の劣化が早くなり、それだけ頻繁に補修工事をする必要があります。で、その資金は基本的に通行料なのです。なので、本来は大型車天国になっている夜間こそがっぽり通行料を徴収すべきなのですが現状は昼間の通行料でそれを賄っているようで・・・。実はこれが謎だったりします。で、よく考えてみました。ただ走ってても暇なので。そしてその結論は「おとり作戦」。 夜間に市街地へ大型車が大量に流入すると空気汚染&騒音で近隣住民が大迷惑にょなので、ここはひとつバイパスに餌をぶら下げて誘い込もうという魂胆です(たぶん)。 それを裏付けるかのように、バイパスが存在しない豊橋~豊明までの市街地では夜間の通行帯規制が敷かれ、遮音設備が充実しています。まぁ確かに私が住民だったら夜中にブボバボバボバボボボボなんてのが走ってたら大迷惑、目からビーム100連発をお見舞いしてやるところです。つーか、おまえら東名使えにゅ。



という訳で愛知県豊橋市です。豊橋は今では珍しい、路面電車が通る街です。町並みも結構お洒落に決まってて景観工学的にもなかなかナイスな街になっています。最初走ったときは信号機の補助信号の矢印が黄色いのを見て、おっしゃれ~!と思っただけで何も疑わずに進行したのは有名な話です。 黄色い矢印信号は路面電車専用、これが点いても自動車は進行してはいけません。100%信号無視ですっつーか信号無知でした。帰ってきてから免許の更新のときにもらった教則本で確認して軽いカルチャーショックを受けました。今回はちゃんと黄色い矢印信号でも停まったまま待っていたのは言うまでもありません。

豊橋から国道1号線は右折して名古屋に向きます。ここからの80kmが個人的には一番面白くないところです。何の面白みの無い市街地道路を延々と80kmです。しかも信号がやたら多いのでめんどいのです。という訳で一気にパスして豊明です。



ここから国道23号線に乗り換えです。いつもは名古屋へ向かうのでそのまま国道1号線でたらたら名古屋郊外へ向かって仮眠をとるのですが、今回は名古屋は経由せず直接四日市方面へ向かうのでこっちに逸れてしまいます。そしてまた高速道路っぽい道路になります。それもそのはず、真上には同じ線形で高速道路が走っているので基本設計は高速道路なのです。一旦は減っていた大型車がどこからともなく湧いて出て(恐らく豊川から国道23号線に行った組)、また空気汚染度の高い環境を走ることになります。



そして名古屋南I.C.、思えばいつだかの旅で名古屋高速を使ったときに、迷いつつ適当に走ってたらここに辿り着いて国道23号線の存在に気付いたんでした。ランプウェイにしても、都心の狭苦しいものとちがって優雅に出来ていて、その3次元に展開するクロソイド曲線を見ているだけでも結構楽しいです。まぁそういうことを言うのは道路好きな土木屋(私)ぐらいだと思いますが。そんな訳で3次放物曲線に惚れる鉄ちゃん(鉄道マニア)の気持ちが解かる今日この頃です。あー、そう言えば確かこの辺のどこか(たぶん伊勢湾岸自動車道のどこか)に新工法の橋があったはずです。形式名は忘れましたがなんかやたらぶ厚い鋼板を使ったやつです。場所が分かったら見に行きたいなぁ。

愛知の旅もいよいよ大詰め、今回は名古屋はすっ飛ばして、古から濃尾平野に水害をもたらしつつも肥沃な土砂を運びつづけてきた木曽川、長良川+揖斐川を越えて三重県に突入です。実は川を渡る前に三重県だったというのは内緒です。まぁとにかく三重県なのです。四日市もそろそろです。今日はその辺で野宿することにします。さすがにこの辺に道の駅は無いわなーと思っていたら霞ヶ浦緑地という看板を見つけたのでここに決定。霞ヶ浦と言えば茨城県な気もしますがまぁどこにでもありそうな名前なので良しです。つーか落ち着いて眠れるところならどこでも良し! 国道から駐車場に直結というのがナイス便利です。

幸いなことに深夜(つーかもう明け方ですが)も開放されているようなので、駐車場の端っこに宿をとらせてもらうことにします。しかし・・・やっぱ国道の騒音が煩いな。まぁ眠ってしまえば気にならなそうですが。ベンチを出して寝袋を出して朝まで仮眠です。もう空は白んでますが3時間ぐらいは眠れるかな。朝眠っているときに誰かに寝顔を撮られないようにサングラス着用でおやすみです。


*   *   *


第2章「ゲマ屋梅田店再襲撃」(続きの記事)

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