ゲマ屋付き耐寒の旅 最終章「9日ぶりの自宅」
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■2003年1月4日 10日目
黙々と走りつづけながら日付は変わって1月4日、気が付いたら既に静岡県静岡市を通過してました。まったく予定通りというか、車が多い割りにはなかなか順調なもんです。ただ、雨に濡れて寒いということだけは大問題です。
国道1号線は、この静岡市から沼津市にかけて、何も面白味の無い単調な道になります。まぁ言い換えると通過はあっという間です。てな訳で0時半頃には沼津に突入です。ここらで燃料が少なくなってきたのでひとまず給油です。ようやく雨が止んできましたが、既に濡れた部分が乾くまでには至らずというかついさっきまで降ってたので、改めて明るいところで見てみるとかなり濡れているのが確認できます。で、このまま箱根峠に突っ込んでいって大丈夫なんだろか? 雪積もってたりしたらいやーん。つーか雪積もってなくても明らかに寒いだろ!
でもここを超えないことには神奈川県に入れないし家にも帰れない! まぁ、伊豆半島を回るっていう裏技もありますがそれは遠すぎなので却下! 22時50分、三島市を過ぎて遂に上り坂開始です。なんか霧が出てきました。まぁ箱根峠は濃霧の名所なので気にもならないゲマ。ところで箱根峠の三島側は道路がとっても綺麗に改修されました。お陰で走り屋さんが「パイクスピーク」の如くヒルクライムアタックを繰り広げるのですが、今日は霧のため活性が低いみたいです。では私が。 タイムリミットというか予定は1時に箱根峠通過です。フォグランプ点けてGO! つーかただ単に3速で走るとエンジンがうるさいのでずっと4速のまま登りたいだけです。で、0時59分、箱根峠を通過。ナイス予定通り! どうやら心配していて雪は全く無いようです。ここも雨だったんですね。良かった良かった。
ではここからは下りです。旧道は長いし狭いしで面倒なので箱根新道を使ってGOです。ここからは神奈川県なので深夜時間帯無料開放は適用されませんがまぁ良しです。坂を下っているとあちこちに、ブレーキが効かなくなったときに突っ込むための非常待避所があります。上り坂になってて砂利が段状に敷き詰められているやつです。なんかいつもあれを見ると素で突っ込んでみたいなーとか電波な思考が働くのですが・・・。でもそんなことして遊んでるときに本当に突っ込んでくる車があったら激しく痛い思いをするのでやめときます。つーか雑草が育っているところからして誰も使ってないっぽいのですが、どうなんでしょう? 使ったって人、居ます? まぁ、いざとなってもあれに突っ込むよりは車をガードレールに擦り付けて減速するほうが安全な気がします。なんつーか、あれに突っ込んでも止まれなかったら谷底へ華麗なジャンプになる予感・・・。
麓の料金所に到着。通行料金は250円。料金を支払うときに、料金所の人に「寒くないの!?」と訊かれました。見てのとおり寒いっす。つーか雨で濡れて大変だったのさね。でも北陸を走って耐寒力が付いたのでまだ頑張ってぐっはー! なんて余計な話に突入していたら後続の車が来てしまったので押し出されてGO! 一度普通の国道1号線に戻りますが、またすぐにバイパスに分岐します。今度は西湘バイパス、ここも有料道路で通行料金250円です。まぁこの辺まで来るといつも走り回っている辺りなので気が楽ですな。あと15分で平塚市、30分で厚木市、50分で家に到着ってとこですかね。
ほぼ予想通りに1時間後、1月4日午前2時30分、無事家に到着です。うっはぁ帰ったぞ~!! 9日ぶりになりますか? なんかやたらと長かった気がしますが、今やっと横浜に帰ってきました。まぁなんつーか、死ななくて良かったです。 とりあえず今は片付けもなんもやらん! 一応周りの人に心配掛けっぱなしだったので某所に足跡を残してだけおいて、寝る!! 手足を伸ばせるって良いゲーバ~!

~ 横浜―金沢―岡山―室戸―大阪―横浜 2400km耐寒レース ~
1人だけで冬の各地を巡る過酷な旅をやってみたいと思い立って始めた「ゲマ屋付き耐寒の旅」、結局、予定を大幅に上回り9日間で2398kmを走破するという結果になりました。1日当たりに直すと大した距離ではありませんが、中身としては結構濃厚な旅だったと思います。気温-7度の中を走ったり、雪を楽しんだり、らくだに乗ったり、雪に埋もれたり、夜中にぬるい温泉に入ったり、寒い思いをしっぱなしだったり、そして風邪を引いたり、逝きそうになったり、無人島に取り残されそうになったり、フェリーに乗ったり、水掛けられたり、萌えたり、雨の中を走ったり・・・。そしていろんな人とも出会いましたね。ネットを通じて知ってはいたけど初めて会う人、旅の途中でたまたま出会ったJeep乗りな人、旅を続けながら生活していた凄い人、全然関係無い人・・・、思いがけずというか予想以上に多くの人に出会いました。実は、これもこの旅のテーマでした。できるだけ多くの人と関わって、そこに私という旅人がいたことのを記憶を残してくる。一人旅というと、なんか孤独に巡り歩くという響きがあるような気もしますが、私の考える一人旅というのはそういうことです。決して自分だけで作る世界ではありません。これって、仲間と連れ立って旅をすると内輪に収まってしまって逆にやりにくくなる気がします。そしてここに、"線を旅する"ことの重要性が出てくる訳です。今回、ひとりだけであちこちに寄り道をしながらのんびりと走り回ったことで、いろいろな人と出会って、いろいろなことを体験し、普段の生活では得られないものを得ることができました。まぁ、そういうのを「一生ものの思い出」って言うんですかね?
で、もうひとつ、ゲマ屋全国制覇の野望の下に行われた、金沢店、岡山店、梅田店の訪問ですが、結論は2勝1敗でした。既に全ての紀行文を読んだ方は詳しくご存知の通り、梅田店は年始の休業日で訪問達成ならずに終わりました。また機会があったときに改めて訪問しないといけませんね。とりあえず、金沢店と岡山店はこれまでに訪問した店舗リストに追加です。
秋葉原本店1号館 秋葉原本店2号館 秋葉原本店3号館
スクエア店 水道橋店 新宿店 池袋本店 横浜店
町田店 長野店 博多店 立川店 名古屋店 京都店
神戸三宮店 なんば店 仙台店 渋谷店 金沢店 岡山店
うーん、なんかだんだんコンプリートが近づいてきました。あとは梅田店と札幌店ですね。とか思ったら、また追加ですよ、追加。まぁ予想通りですな。で、今度は大宮店ができるという発表が!! でも大して遠くもないのでそのうち訪問しましょう。という訳で、今(2003年2月15日)現在知り得るところでは、残すところは梅田店、札幌店、大宮店の3店舗ですな。さぁ、これからもがんばるぞー。
で、後日談というか何つーかそういうのを軽く・・・。まず、耐寒に関してはほぼ予想通りでした。結構ギリギリな気もしましたが、準備した装備でなんとかクリアできましたね。出発前に度々耐寒試験をやっておいて、そこで装備の見直しをしたのが良かったみたいです。しかし、グローブをしていたにも関わらず手が若干凍傷気味になってました。実は左手の親指、食指、中指の3本の感覚がおかしくなっていました。旅から帰って暫くしてからその辺の皮が剥けたので「あーやっぱダメになってたかぁ」と認識です。食生活については、カップ麺だけというのは危険みたいです。あれからまた胃腸の調子が変です。違う原因かもしれませんが・・・。次からはもうちょっとちゃんと自然のもので食事を摂ろうと思います。旅自体については、もう申し分なく楽しめました。これは癖になりそうです。止められない止まらない~! これからも野宿で一人旅GOですな。まだまだやりますよ、私は!
あとがきっぽいもの: なんかものすごーく長い旅日記になってしまいました。で、ツールを使って数えてみたところ、なんか10万字も書いたらしいです。・・・原稿用紙250枚? ぐは。自分でびっくり。 読んでくださった方もそれはそれでかなり疲れたと思います。ありがとうございました。で、ここだけの話(?)、今のところ次の旅は夏に北海道を考えています。あくまで考えてるだけですが。なんかまた日記が大変そうな気が・・・(汗)。 でも書いたらまた読んでください。とりあえず今回はこれまでということで、ではでは~。
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