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夢の8bit・現実の16bit

中身がゴチャゴチャになっていたiPodの空き容量が
いよいよ残りわずかで厳しくなってきたので整理してたら、
最近さっぱり聴いてなかったプレイリストからお気に入りの曲が出てきました。


MOSAIC.WAVのアルバム「We Love "AKIBA-POP"!!」に収録の
「電気の恋人 /* Dreamy IC Mix */」という曲。

/* */のところがC言語のコメント表記法だということに
今タイトルを書いて初めて気づきました。(´・ω・`)演出細かいなぁ柏森さん。


mocd0002.jpg

▲「We Love "AKIBA-POP"!!」


でじゆにの木村的格付けでは名曲中の名曲(`・ω・´)b
私ぐらいの世代で電気に恋した人のココロにまっすぐ入ってくる詩です。


恐る恐るスイッチ入れたら 無愛想な“OK”の2文字
「konnnichiwa」って入力しても “Syntax Error”何それ? 読めない・・・
図書館で借りたハンドブックで 覚えたてのベーシック文法
0の世界に夢を描くよ 僕ら幼い電気の申し子


n88basic.jpg


(´;ω;`)懐かしい・・・。
私ぐらいの世代の人ってみんなココから始まりました。

何入れても「Syntax error」しか返事しねぇっ!
このハコは何なんだっ!! ただのハコか!? 使えねぇ!!


そこで引き下がるか食い下がるかが人生の分岐点だった気がします。
私は画面の向こうに次の世界がある気がして食い下がっちゃったんですよね。
それで確か、初めてコンピュータと会話ができたのが


PRINT 10 + 20
30
Ok


とか。
確かそんな会話だったかなぁ。


コンピュータの言葉を覚えてコンピュータと話ができるようになってからは
「Syntax error」としか言わなかったただのハコが「何でもできるハコ」になって。
コレがあれば何でもできると信じるようになって。
う・・・コレ書いてて涙出てきた(´;ω;`)


それから20年が経って。


今じゃネットの世の中で オマケに僕はプログラマー
地球の距離が縮まって なぜか窮屈に感じてる
携帯・ネット・デスクトップ・ノートブック 無い生活はもう信じられない
けれども昔の人は立派さ 8bitで月まで飛んだよ

膨大な知識の電波は すべてを知ってるわけじゃないから
新しいことまだ見つけられる 宇宙の果てに広がってゆける
2003年4月7日に 未来のロボが生まれなくても
2112年9月3日は まだまだ分からないのさ
たった60年の昔から 幾度となく夢積み重ねたね
夢と科学で未来を変える 僕らはみんな電気の恋人


この歌はまさに私みたいな人たちのことを歌ってくれてるんですよね。
別に今までの未来を変えてきたつもりも、
これからの未来を変えていくつもりも無いですけど。
20年前のハコと初めて会話したときには夢にも思いつかなかったことが
今は誰でも使えるモノとして、常識として、ここに存在しているワケで。

その過程に居た人々と、その一人として居たかもしれない自分を俯瞰できる。
まだ夢の終わりじゃないことを教えてくれている。
そして背中を押してくれる。
そういう曲です。

この曲を聴くといつも涙が出てきちゃいます(´;ω;`)


なんて感涙に浸りながらひとつ気になったことが。
電脳な人が当然抱く興味というか。

「けれども昔の人は立派さ 8bitで月まで飛んだよ」のフレーズ。

「8bit」って「8bitCPU搭載のコンピュータ」ってことだよね?
ソレってどんなコンピュータだったんだろう(0゙ ・ ∀ ・ )ワクワクテカテカ


というワケで。
まぁ結論から言うと調べてものすごく後悔したんですがorz


人類が初めて月面に降り立った「アポロ11号」の着陸船には
「アポロ誘導コンピュータ(AGC)」という誘導専用のコンピュータが使われました。
CPUの中身はNORゲートICを大量に組み合わせた手作り風味溢れる回路。
現代みたいなパッケージ化されたMPU(マイクロプロセッサ)なんて無い時代ですからね。

( ・∀・)つ〃∩ へぇ~( ・∀・)つ〃∩ へぇ~( ・∀・)つ〃∩ へぇ~


CPUの仕様もちゃんと書かれています。

・ワード長: 16bit
・アキュムレータ: 16bit
・プログラムカウンタ: 16bit
・データバス幅: 16bit

(´?ω?`)ん?

(´・ω・`)あれ?

(´・ω・`)う。

こっ、これは・・・どうみても完全な16bitアーキテクチャ。
(`・ω・´)8bitじゃないじゃん!!

涙が全部乾いた(´・ω・`)


なんか余計なことを掘り出してしまった感じなのが悔しいので、
きっと他に8bitのコンピュータがあったんだよね(`・ω・´)
という設定にして更に調べてみるというスパイラル。
ドツボにはまるとか墓穴を掘り下げるとも言いますけどね;;

で。
やっぱりアポロ計画で使われた他のコンピュータも28bitだったり18bitだったりとか。
無人飛行の計画を含めてもみんなそんな感じだったりとか。
もしやこの歌詞が指してるのは旧ソ連の「ソユーズ計画」なのでは?
というセンでそっちも調べてみたけど、そっちはそっちで14bitだったりとか。

結局8bitコンピュータで月に行った話なんてどこにも無いよ(´・ω・`)


まぁコンピュータ史的に見て、
有名な8bitコンピュータである「ファミコン」の足元にも及ばない
貧弱なコンピュータを使って飛んだことは間違いないと思いますけど。

すごくグッとくる歌詞だったのでちょっと残念。
16bitでも8bitでも、本質は何も変わりませんけどね。


【参考】

 ■アポロ誘導コンピュータ (Wikipedia)
 ■電気の恋人 (公式ページ:歌詞・試聴版(くるくるリスク収録版))
 ■iTunes Store (iTunesでアクセスして「電気の恋人」を検索♪ )

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