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脳ミソとろとろ☆ヴォーカル編集♪

今回はヴォーカルレコーディングのお話に引き続きまして、
この週末で必死に進めていた「ぽりんのうた」のヴォーカル編集について
お話をまとめてみようと思います。


その前に勢い余って宣言してみます。
「ぽりんのうた」Webリリースは10月上旬予定!!
来週末からミックスを進めていきますのでご期待ください〜。


しかし既に幾度となく録ったままの生ヴォイスを聴いていたので
私の頭の中は萌え声に侵されて溶けはじめてます。
う・・・ぽりんのくせにスゴイ破壊力;;
私の脳ミソがぽりんの中身の如く液状になるのが先か、曲のリリースが先か。

この破壊力を皆様にも楽しんでいただくために
録ったままの歌声をミックスしてリリースしてしまいたいところですが、
歌声をより聴きやすくかつ綺麗に楽しんでもらうために、
生ヴォイスを加工するヴォーカル編集という工程があります。

「編集」と言うと、切った貼ったといった細工的ニュアンスがありますが、
実際はオケにミックスするにあたって邪魔な音を取り除いたり
声がオケに埋もれないように整えたりといった、「編集」というよりは
「ミックス前の最適化処理」という表現のほうが正しい感じの作業です。


では実際どんな感じのことをやるのか(☆ω☆)??
まずはレコーディングしてきたOKテイクのトラックを並べて整理します。


vo-edit1.jpg


ヴォーカル1本+コーラス2本(左と右)という構成がでじゆにの基本セットですが、
今回は歌がオーバーラップするところがあるので1人2セットで6本。
更にセリフが1人2トラックで、歌と合わせると1人ぶんが8本。
2人なのでコレを2倍して合計16本というのが今回のヴォーカルトラック構成。
多いよorz


とりあえずトラック1本ずつ全部聴いて、おかしな音が録れてないか等チェックします。
マズい音を発見しちゃったときはちょっとドキドキものですよ。
そんな時は他の保管トラックを探して良いテイクがあったら差し替えます。
言わばミックス素材の選別作業です。


素材が決まったら、いよいよ編集。
まずは無音部分をカットします。


vo-edit2.jpg
カット前 → カット後


ココで言う無音部分というのは、歌っていない部分のこと。
そういうところにもごく僅かに環境音などのノイズが入っています。
1本のトラックだけ聴いているとほとんど聴こえませんが、
ソレが何本も重なるとノイズとして邪魔なレベルになってきます。
だからバッサリ斬り捨ててしまう訳です。

この作業でひとつポイントがあります。

『息継ぎの音はメインヴォーカルのパートだけ残して他のパートはカットします。』

息継ぎの音は歌を自然に聴かせるために必要な音ですが、
何本も重なるとすごく汚く聴こえるのでそうしてます。
上の画像の「カット後」で左側に少し余白が残っているのが
ヴォーカルパートだけ残した息継ぎの部分です。


あと、カットと言えばツインヴォーカルならではの作業として
2人の声のタイミング合わせというのがあります。

これは思いっきり「編集」っぽい作業。
各音の発声タイミングは楽譜の符割りどおりなので良いのですが、
声を止めるタイミングというのは少しズレたりしちゃうもの。
レコーディングで気付かずに録ってきちゃったモノで、聴いて気になるところは直します。


vo-edit3.jpg
ちょっと長いので → カットして → 合わせちゃいます


長いのはこんなふうに編集できちゃいます。
でも短いので伸ばして・・・はできないので、
ソコはレコーディング現場でかなり気をつかってチェックしてますよ。

その他にもリップノイズやスタジオ内の何かの音など、
聴いて気になる邪魔な音が見つかったところも直していきます。


全ヴォーカルトラックに対してココまでの工程が済んだら最後の仕上げ。
仕上げと言いつつ、実はこの工程がヴォーカル編集の肝であり、
曲全体の肝であるミックス工程に差し掛かる場面でもあります。

レコーディングしたままの歌声は、ヴォーカリストの声の大きさの違いや
ヴォーカリストの声の通りやすさ(声質による聴こえやすさ)の違いがあります。
また、同じヴォーカリストでも声の強いところと弱いところがあります。
それをそのままオケにミックスすると、片方の声が聴き取れなかったり
声の弱い部分がオケに埋もれてしまったりするので、全体的なバランス調整をします。

この作業に使うのはSolid State Logicの「Duende」というプラグイン。


vo-edit4.jpg


耳に聞こえないのにミックスの邪魔になる超低域や超高域をカットするフィルタ。
ヴォーカリストの声質の旨味を引き立て雑味を抑えるイコライザ。
歌の抑揚を残しつつ声の強弱を整えるコンプレッサ。
音のスキマにあるノイズをカットするゲート。
全体的な歌声の大きさを決める入出力ゲイン。

その通りの結果が得られるかは使う人の腕次第ですけどね。
こんな機能がひとつに詰まった便利な「Duende」を各ヴォーカルトラックに立ち上げて、
何度も何度も聴きながらトラックごとに各パラメータを合わせていきます。
全てウマいところが決まったら、ヴォーカル編集作業完了♪


以上、ヴォーカルレコーディングの準備からレコーディングそして編集と、
歌モノの曲に歌を入れるための工程をだらっとご紹介してみました。

最後の編集工程はだいぶマニアックな中身になってしまいましたが、
こんなメンドクサイことやってたんだーとか
ダラダラやってるなコノヤロウ的な感じに見ていただければ、
音楽のリリース間隔が長いことの言い訳にもなったりして嬉しい限りです。


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